鉄分が豊富に含まれる野菜の代表格である、ほうれん草。年中スーパーで手に入りやすく、サラダでも煮ても焼いても美味しいので、まさに主婦の味方のお野菜ですよね。
しかし、葉物野菜にはつきものなお悩みですが、購入したほうれん草がいつの間にかしなびているなんてこと、ありませんか?
ほうれん草は、購入したら冷蔵庫に立てた状態で保存することが大切です。また、長期保存する場合は、鮮度の高いうちに茹でて、冷凍することがおすすめです。
そこで今回は、ほうれん草の賞味期限と茹でたときの冷凍保存の方法について紹介します。
目次
ほうれん草の常温での賞味期限と保存方法
ほうれん草の常温での賞味期限はどのくらい?
ほうれん草の購入後の賞味期限は、約1週間です。
ただ、ほうれん草は元々、高原など冷涼な気候での栽培に適した寒冷野菜です。最適な保存温度は0℃~5℃とされており、常温で保存すると、すぐに痛み、しなびてしまいます。
常温で保存したい場合は、暑い時期は難しいですが、寒い冬に暖房の当たらない場所で、室内が上記のような温度になる場合であれば可能でしょう。
ただ、なかなか部屋内で0℃~5℃を保つのは難しいですよね。
そのため、ほうれん草は常温ではなく、冷蔵庫で保存する方が良いでしょう。
ほうれん草の常温での保存方法
ほうれん草を保存する時は、新聞紙やポリ袋に包んでから、根元を下に向けて立てた状態にして保存します。
また、根の部分を水にしばらく漬けておいて、その後、軽く水分を拭き取ってから、同じように濡らしたキッチンペーパーや新聞紙等を巻きつけた上で、ポリ袋に包み、根元を下に向けて立てて保存すると、長持ちさせることができますよ。
ほうれん草の冷蔵庫での日持ちと保存方法
ほうれん草の冷蔵庫での賞味期限はどのくらい?
ほうれん草は冬の11月~2月が旬の、冬野菜です。
霜に触れると甘くなると言われるように、寒い環境の中で育つので、保存にも寒い場所が向いています。
そんなほうれん草を保存するのに適した場所は、家庭ではやはり冷蔵庫の野菜室でしょう。
冷蔵庫の中で保存した場合、ほうれん草の賞味期限は約1週間です。
ほうれん草の冷蔵庫での保存方法
ほうれん草を購入した後は、畑と同じ状態で、根元が下になるように立てたまま冷蔵庫で保存することが大切です。
また、常温で保存する場合も同じですが、この時、キッチンペーパーや新聞紙などで、ほうれん草を包んでから袋に入れておくと、ほうれん草が乾かないので、より鮮度を保ったまま保存することができますよ。
使い勝手が良い野菜なので、購入して数日で使い切れる!という場合は、このように保存しておけば、ほうれん草を美味しく、安全に食べることができますね。
ほうれん草の冷凍での賞味期限と保存方法
ほうれん草の冷凍での賞味期限はどのくらい?
ほうれん草を冷凍で保存する場合、生のまま保存する方法と、茹でてから保存する方法の2通りあります。
どちらも、冷凍庫に入れた場合の賞味期限は約1か月です。
ただ、ほうれん草はアクが強い野菜なので、調理する前にはアク抜きが必要です。
生のまま保存した場合は、解凍後茹でることが必要になりますが、茹でてから保存した場合、その手間は不要になりますね。
保存前と保存後、どちらに手間をかけるか、ライフスタイルやその時の状況に合わせて冷凍での保存方法を使い分けると良いですね♪
ほうれん草の冷凍保存の方法
ほうれん草を生のまま冷凍保存する場合は、綺麗に洗ったほうれん草をザク切りにし、水気をふき取ってから密封できる袋に入れておきましょう。
茹でてから冷凍する場合は、まず綺麗に洗ったほうれん草を1分程固めに塩茹でします。
塩気を絞り、3~4cmほどの使いやすい長さに切り、小分けにしてラップで包んだ後、密封できる袋に入れて冷凍庫に入れておくと良いですよ。
ほうれん草の解凍方法
冷凍保存したほうれん草を使いたいときは、メニューに応じて、凍ったまま、もしくは自然解凍で使うことができます。
使いやすい量に分けて冷凍さえしておけば、いざ使いたい時にアク抜きなどの下処理いらずで、すぐ使えてとても便利ですよ♪
たとえば、お味噌汁には、小分けで冷凍しておいたほうれん草をそのまま1つ×人数分ポイっと入れて油揚げと一緒に煮れば、栄養バランスも良い汁物が1品できます。
おひたしや胡麻和えには、前日から冷蔵庫で自然解凍しておいて、あとは鰹節をのせたり、ゴマや出汁、お砂糖、お醤油などの合わせ調味料と和えれば1品完成です。
忙しい朝、パパッと作ってお弁当に入れるのにも便利ですよね!
また、朝食に、自然解凍しておいたほうれん草を溶き卵と混ぜて、オムレツや卵焼き、巣ごもり卵にするのも良いですね。
あとはパンやご飯さえあれば、あっという間にお子様にも嬉しい栄養バランスの朝ご飯ができあがりです♪
このように、ほうれん草を冷凍保存するときは、下処理も兼ねているので、時間のある時にまとめて冷凍保存しておくことで、様々なメニューに活用できますよ。
ほうれん草は腐ると見た目はどうなる?食べられる?
購入すると、冷蔵庫に入れていても2~3日でしなびてきてしまうほうれん草。
しなびてくると、葉の1部分が水が染みた跡のように、濃い緑色に変化することもあります。こうなると、まだ食べられるのか、やめておいた方が良いのか、判断に困りますよね。
結論から言うと、しなびただけの状態であれば、まだ食べられます。劣化は始まっていますが、煮たり炒めたりと加熱処理していつも通り食べることができますよ。
また、葉の色が一部濃くなっている場合も、その部分さえ取り除けば食べられます。
しかし、次のような状態の時は、食べるのをやめておきましょう!
- 茶色や黄色の汁が出てきている
- 葉や茎の色が黄色や黒色に変化している
- 触ったら溶けたり、粘り気が出てきている
- 腐敗臭などの異臭がする
いずれの基準も、見た目や触った感じで判断することができるので、比較的簡単に判断することができますね!
このような状態の場合は、すでに腐っている可能性が高いので、食べるのを控えておきましょう。
新鮮なほうれん草の選び方
ここまで、ほうれん草の保存方法を紹介してきましたが、美味しく保存する工夫をする上では、まず美味しいほうれん草を選ぶことも大事ですよね。
そこで、美味しいほうれん草のチェックポイントを紹介します。
美味しいほうれん草を見分けるためには、「葉」と「茎」をよく見ましょう。
まず葉については、ピンと張っていて、葉肉が厚いものを選びましょう。また、葉の色が表も裏もみずみずしく、濃い緑色に色づいているものが良いです。
そして、茎は細すぎず太過ぎず、適度な太さのものを選びましょう。細すぎると旨みに欠けたり、太すぎると育ち過ぎていて葉が固かったり、アクが強かったりする場合があります。
ほうれん草の保存方法と保存期間まとめ
美味しく、栄養価が高く、手に入りやすい、と三拍子揃った野菜であるほうれん草。
賢く保存して、色々なメニューで楽しみたいですよね。
気付いたらしなびてしまっていた!ということがないように、購入したら新聞紙等にくるんで、立てた状態で冷蔵庫で保管するようにしておきましょう。
そして、長く保存したい場合は、生もしくは茹でて冷凍保存しておくと良いですね。
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などに便利です。
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