大人から子どもまでみんな好きなとうもろこし。夏になると旬な野菜でもあるのでついつい買いすぎてしまって余らせてしまいがち。
「とうもろこしってどれくらい日持ちするものなの?」「冷凍保存しても旨味は落ちないの?」と疑問に思われた経験はありませんか?
とうもろこしは実は常温保存には不向きな食材です。冷蔵や冷凍で保存する際も、生で保存する場合と茹でてから保存する場合とでは必要な手順や保存期間も異なってきます。
とうもろこしは、鮮度が大切な食材。鮮度が落ちると甘みも抜けてしまうので、上手に甘みを残しながら保存するのが、美味しく頂くための解決策です!
今回は、生で保存する場合と茹でてから保存する場合のそれぞれで冷蔵・冷凍するときの保存のコツをご紹介していきます。ぜひ試してみてくださいね。
目次
とうもろこしの常温での賞味期限と保存方法
とうもろこしの賞味期限と保存方法を常温の場合で解説します。
とうもろこしの日持ちは常温だとどのくらい?
とうもろこしは低温状態での保存が適している食材です。そのため常温保存はNG。傷みやすいだけではなく甘みが落ちてしまいます。
とうもろこしの常温での保存方法
とうもろこしは常温保存には不向きですので冷蔵・冷凍保存するようにしましょう。
とうもろこしの冷蔵庫での日持ちと保存方法
次にとうもろこしの賞味期限と保存方法を冷蔵の場合で解説します。
とうもろこしの冷蔵庫での賞味期限はどのくらい?
冷蔵保存した状態での賞味期限は、生のまま保存した場合は2〜3日、茹でてから保存した場合は3~4日が目安となります。
生のものと茹でたもの、日持ちはほぼ同じくらいですが、どちらの場合も時間が経つにつれ甘みが落ちていきます。できるかぎり早めに食べきるに越したことはありません。
とうもろこしの冷蔵庫での保存方法
- 生のとうもろこしを保存する場合
皮やひげは取らずにそのままの状態で、とうもろこし丸ごと水にくぐらせます。その後、水を湿らせた新聞紙やキッチンペーパーを数枚重ねて包みこみます。
その後、密閉袋に入れ冷蔵庫の野菜室でひげを上の状態にし立たせて保存します。
- 茹でたとうもろこしを保存する場合
皮やひげを取った状態でとうもろこしを茹で、熱いうちに空気が入らないようラップで1本ずつ包みます。その後粗熱が取れれば冷蔵庫に移して保存します。
とうもろこしの冷凍での賞味期限と保存方法
とうもろこしの賞味期限と保存方法を冷凍の場合で解説します。
とうもろこしの日持ちは冷凍だとどのくらい?
冷蔵では一週間も持たないとうもろこしですが、なんと冷凍保存であれば1か月程度長持ちさせることができます。
生でも茹でた状態でも冷凍することができますが、生のとうもろこしだと時間が経つにつれ甘味が落ちてしまいます。茹でてから冷凍する方がオススメです。
とうもろこしの冷凍保存の方法
- 生のとうもろこしを保存する場合
皮付きのまま1本ずつラップで包みます。その上からポリ袋かジッパー付きの保存袋に入れて保存します。冷凍保存した日付を記入することをお忘れなく!
- 茹でたとうもろこしを保存する場合
とうもろこしの皮やひげを取り、かために茹でます。その後、3~4cmの輪切りにし水気をよく拭き取ってジッパー付きの保存袋に入れて保存します。
また私がオススメする方法は、とうもろこしを茹でた後、あらかじめ実の部分だけ取っておく方法です。取った実をタッパーに入れて冷凍。こうすることでサラダや炒め物などにすぐ使えて時短にもつながりますし、冷凍庫内で場所も取らずとっても便利ですよ。
とうもろこしの解凍方法
- 生のとうもろこしを解凍する場合
茹でる場合は凍ったまま茹でることができます。こうすることで、とうもころしの水分を残したまま解凍できるので甘みが残って美味しい状態をキープできますよ。
蒸す場合も凍った状態のまま調理します。蒸し器に入れ10~12分ほどじっくり蒸していきましょう。
電子レンジで解凍する場合は冷凍していたラップを外し、新しいラップでふんわりと包んでから加熱します。
- 茹でたとうもろこしを解凍する場合
一度茹でたとうもろこしは凍ったまま使えます。サラダや炒め物にそのまま使うことができます。煮たり、焼いたりする場合も凍ったままで調理してOKです。
とうもろこしは腐ると見た目はどうなる?賞味期限切れも食べられる?
生のとうもろこしの場合
- 皮の色が薄くシナシナになっている
- ヒゲがない、乾燥している
- 重量がなく軽い(スカスカになっている)
- 全体的に痩せてきている
- 粒がへこんでいる
茹でたとうもろこしの場合
- 茶色く変色している
- ネバネバしていて異臭がする(すっぱい臭いや納豆のような臭いがすることも)
- 酸っぱい味がする
- 食感がねっとりしている
とうもろこしは賞味期限が表記されていないので、賞味期限の判断は難しいですが上記のような状態がある場合は腐敗が進んでいると考えましょう。
また生でも茹でたものでも、水分が抜けたものやとうもろこしの粒が不揃いのものは美味しくない状態といえます。
腐少が進んだとうもろこしを食べると、食中毒になったり体調を崩す危険性がありますので、食べる際はしっかりと確認してくださいね。
少しでも傷んでいるな、と感じた場合は無理して食べず、廃棄する方が無難です。
新鮮なとうもろこしの選び方
- 皮の色が濃い緑色をしている
- ヒゲが多くきれいな茶色をしている
- ヒゲがしっとりとしている
- 全体がずっしりと重くハリがある
- 見た目がみずみずしくて、粒がそろっている
とうもろこしのヒゲが多いということは粒がぎっしり詰まっているという証でもあります。スーパーでとうもろこしを購入する際は上記のようなポイントに注目してみてくださいね。
とうもろこしの保存方法と保存期間まとめ
とうもろこしの保存方法についていかがでしたでしょうか。
夏の風物詩ともいわれるとうもろこしですが、低温保存に適した野菜ですので常温保存は傷んでしまいます。
冷蔵庫であれば生の場合2~3日、茹でたものでも3~4日の保存期間ですが、冷凍保存することで1か月程度長持ちさせることができるようになります。
生の場合や茹でた場合などとうもろこしの保存方法は異なります。食べるタイミングや使う用途にあわせて上手に保存したいものですね。
今回ご紹介したポイントに気を付けて、栄養満点な夏野菜のとうもろこしを美味しくいただいてくださいね。
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